月カン!雀賢荘 Vol.40


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┃賢┃┃月┃カ┃ン┃!┃雀┃賢┃荘┃Vol.40┃
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┃荘┃ □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
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【月カン!雀賢荘★INDEX】―――――――――――――――

(1)お笑い雀賢士列伝
(2)雀賢荘でプロっちゃった!
(3)自称東風荘最強水準講座
(4)金言劇場
(5)IT'sリアル麻雀屋巡り

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■ごあいさつ

 夏まっ盛りに突入しました。昔は夏は麻雀の季節じゃなかったそうですが、
クーラーが普及したいまでは逆に麻雀の季節になっている気もします。今回
から新たにプロ対戦記が始まりました。ってなわけで7月後半のメルマガを
お届けします。

━◇>凡 例<◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  麻雀牌の表記は以下の通りとしております

・マンズ---- 一〜九    ・ピンズ---- (1)〜(9)
・ソーズ---- 1〜9    ・字牌 ---- 東南西北白発中


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━━━(1)<お笑い雀賢士列伝>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

雀賢荘に出没するキャラクター、サークル、出来事などを紹介します。
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■■雀賢荘の24時■■

 雀賢荘に四季があるかどうかは知りませんが、24時間は確かにあります。み
なさんそれぞれ登場する時間帯が決まっているでしょうが、そういった個々人
の集積が雰囲気を決めていると思われます。

 今回は雀賢荘の24時間のパターンをご紹介します。といってもぼく自身が夜
の人間なので、昼間については的外れもあるかもしれません。ご容赦を。


■8時
「おっはー」の声とともに現れる人が多くなる。人数は多くないけれどもポツ
ポツといった感じで3卓くらいは立っている。2〜3回打って切り上げる人が
多い印象。チャット中心の人は皆無で、朝打つ人は麻雀も健康的。

■10時
多少は人が増えたような、たいして増えていないような。打つ人がサクサクと
入れ替わってゆく雰囲気。職場に到着してさあオンしましたという風情の人も
いて、何の仕事なのかと聞きたくなったり。

■12時
主婦や学生が多いと思いきや、じつは自営や職場からが多い印象。「あ、お客
さんだごめん」といって落ちる人がいたり、「急な電話が来た」といって落ち
る人がいたり。昼飯をかっこみながら打ってる人もいるはず。

■14時
名人に1〜2卓、級に3〜4卓。ほどよく回転してますというか、まだまだム
ーミン谷だというか。信念で打つ永世もいれば、あっさり途中落ちする永級も
いたり。やはり世間の活動の影響は多し。

■16時
「子どもが帰ってきた」とか「ご飯つくらなきゃ」という主婦発言が目立つ時
間帯。女性比率が高いといってもナンパ活動は見受けられず。チャットのエロ
度はきわめて低し。

■18時
昼メンと夜メンが入れ替わる時間帯。そろそろ人が増えてくる。麻雀の内容は
サクサクしていて、リーチ攻撃派が多い印象。忙しい人が1〜2回だけ打つパ
ターンも多そう。

■20時
かなり人が増えてくる。みんなそんなに麻雀したいのかという熱気にあふれた
時間帯。チャットよりも麻雀に走る人が多い印象。サークル活動にはまだ早す
ぎる様子。名人に4〜5卓、級に10卓前後。

■22時
雀賢荘でもっとも過密が進んだ時間帯。級は数え切れず、名人は5〜10卓。段
でも2卓くらい立っている唯一の時間帯。あちこちでサークル活動が見られチ
ャットの花が咲いている。

■0時
相変わらず人がいっぱい。この時間帯が一番チャット比重が高くなっている。
もっともナンパに適した時間帯と推測されるので、観戦に来た人がいたらツモ
ったとき「君のおかげ(。-_-。)ポッ」といってみよう。

■2時
そろそろ人が減ってくる。あいさつは「おやすみー」が急増。眠気と戦いなが
ら打っている人も少なくない。しかしこんな時間帯から登場する人もいて、
たとえば居酒屋をやってる人など。

■4時
眠気と戦っている人もいれば、「おはよー」という人も増えてくる。ずっと起
きている自分の不健康ぶりが悲しくなるというか、頼むから「こんばんはー」
と挨拶してほしいというか。ここは芸能界だそうに違いないと思ったり。

■6時
雀賢荘でもっとも過疎が進んだ時間帯。せいぜい1〜2卓。しかもチャットな
し。なぜか級位者が多く機械的に打っている印象あり。外国からオンしてる人
が一番多いのはこの時間帯じゃなかろうか。


 全般的な印象として、昼間はついでで打っている人やちょっとした暇つぶし
の人が多く、夜は腰をすえて打っている人が多い印象があります。となれば、
夜のほうがレベルは高いことになりそうですが、単純にそうともいい切れない
のが雀賢荘の特徴です。

 というのも、日中に打っているオヤジ、年配軍団のレベルがけっこう高いか
らですね。この時間帯が勝ちやすいという穴場時間は見つけにくいのですが、
あえていうならやはり昼間でしょうか。実際、級位者を狙って狩っている人は
昼間に多い気がします。

(福地誠:ストリート系雀士)

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━━━(2)<雀賢荘でプロっちゃった!>━━━━━━━━━━━━━━━━━

日本プロ麻雀協会プロによる雀賢荘の対戦レポート!
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■雀賢荘に熱中症■

 みなさん、こんにちは。日本プロ麻雀協会の高島努です。今年の4月頃より
雀賢荘で対局しています。これから私を含めて協会所属プロが雀賢荘にも参戦
する予定となっていますので、じゃんじゃん対局してくださいね。

 今回は私の自己紹介からスタートします。私の麻雀スタイルは「熱く楽しく
わいわいと」がベースです。シビアな空気が漂うフリー雀荘でも、貸卓以上に
朗らかな雰囲気にできるようにユーモアを交えて打っています。しょーもない
こともたまに言うこともありますが、冷たくあしらわないでツッコミ入れて下
さいね〜。でも麻雀そのものは真剣勝負ですよ。毎日一喜一憂しながらネット
内外問わず打っています。

 そんな私がプロになったのは、上級の麻雀を打ってみたいこともありました
が、麻雀を通じて素の自分を様々な人々に見ていただきたいと強く思うように
なったからです。まだ荒削りな部分も多くありますが、一歩一歩着実に歩んで
いきたく思っています。「10翻の会」というHPも持っていますので、よろし
ければ遊びにいらしてくださいね。(http://www1.ocn.ne.jp/~dachin)

 そんな私も雀賢荘の対局がようやく70半荘を突破しました。成績はといえば
2000点ラインをさまよっている感じかな(早く抜け出したい〜)。雀賢荘ルー
ルは協会ルールと類似しているだけでなく、プロ対局に負けないくらい白熱し
た対局が多いので、リーグ戦前などには本当にいい調整になります。

 最近ではLeoさんやかきけさんがよく声をかけてくださいます。「打ちましょ
う!!」とのお誘いがあると、うずうずしてくるのが麻雀打ちというもの。第一
回目の対局記は、最強戦プロ2次予選前日の対局について書きたいと思います。
調整を兼ねて3時まで打っていたのです。プロ予選の方はトップ条件の最終半
荘でハコラスを引いてしまい、残念な結果になったのですが。

■1回戦
 かきけさん、Leo♪さん、おんくんさんと対局しました。まさしくシーソー
ゲームで、誰がトップをとってもおかしくない展開でオーラスを迎えました。
私(西家)はトップと9600点差。配牌は、

一一三四五六(3)(6)(8)1北發發 ドラ五

 マンズのホンイツか一通を作ってのマンガンといったところでしょうか。
すると三巡で北が暗刻になり、發をポンしてホンイツ一直線。最初のテンパイ
形は、

一一五六北北北 チー⇒二三四 ポン⇒發發發

 そこで親番のLeo♪さんから「高島さんはトップ狙いですよね〜」のヒトコト。
勿論です!! ここで引き返すわけにはいきません。勝負してラスになるなら
本望です! 脇から出た七萬に[ロン]ボタンが出ても無視。目指すはツモか直
撃です。

 次にもってきたのがドラの五萬。3人ともタンヤオチックな捨牌だったのと
四七萬に自信がなかったので、山に眠っていそうな一萬と心中しようとシャン
ポン待ちにチェンジ。すると一萬を直撃できて逆転トップでした。デカトップ
もいいけど、接戦で勝ち得たトップもいいですね。

■2回戦
 Leo♪さん、龍三さん、斑鳩さんと対局しました。東3局では、七対子ドラ2
をヤミテンに構えていると、メンホン七対子をテンパイに取らず、四暗刻を視
野に牌組されていたLeo♪さんが、東一鳴きテンパイの1万2000を炸裂。七対子
vsトイトイの牌譜に興味をそそられました。

 気をとりなおしての東4局では、龍三さんの先制リーチに負けじと、執念で
入れたペン七萬の一通リーチ!! ところが場に安い宣言牌の四萬が龍三さん
のロン牌というオチ。表ドラ2裏ドラ2のハネマン放銃で「すみません! 
点棒貸してください」と言うことになってしまいました。

 でもハコテンになったからといってあきらめると、そこでゲーム終了です。
南3局1本場では、ソーズのチンイツで勝負しました。今度は斑鳩さんからの
リーチです。一枚切れの白を切ると…、ドラと白とのシャンポン待ちの牌姿が
ありました。みなさん、放銃マシーンと化した私を許してくださいね。

■3回戦
 Leo♪さん、龍三さん、SNOWBOARDINGさんとの対局です。東一局はLeo♪さん
のトイトイドラ3とSNOWBOARDINGのリーチにはさまれた親番の私は、トイトイ
とリーチの安全牌を切りながらのベタオリを迫られました。結果は、
SNOWBOARDINGさんのマンガンツモ。

 トンパツの親かぶりという劣勢の展開に続き、リーチ負けも多々あるという
2回戦と似た展開でしたが、南3局では、龍三さんのピンズメンホンを覚悟の
上で曲げた平和ドラ1リーチ。ここは執念でマンガン和了してラス抜けしまし
た。最後はLeo♪さんがきっちりと2着を死守して終了。私は2連続ラスをな
んとか免れました。

 これが最強戦2次予選の前日にネット上で繰り広げた対局だったのです。夜
遅くまでありがとうございました。見学にいらっしゃる方も恥ずかしがらずに
ぜひぜひ一緒に対局しましょう。時間の余裕がある限り、どんどん入りますの
でよろしくお願いします。

 ではでは〜〜!!

(高島努 プロ協会C3リーグ)

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スーパーアグレッシブ前向きプッシュプッシュの高島努さんによる対戦記の
コーナーです。さあ、みんなでプッシュプッシュ!!


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━━━(3)<(自称)東風荘最強水準講座>━━━━━━━━━━━━━━━━━

みんなで(自称)東風荘最強水準になろう! レッツ自称!
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■■確率を制する者■■

今回も(自称)東風荘最強水準になるための講座。ネットで麻雀は強くなる?

―― 基本的に麻雀をどう考えるべきなの?

小倉 自分は非科学的要素をまったく信じていません。

―― 霊は嫌いだと(笑)。

小倉 もちろん。そしてそう考える事が正しいと思います。

―― 最初からそう思ってた?

小倉 高校のとき手積みで打ってたころは流れも信じてたんですけど、ネット
   で打ってるうちにそういったものが勘違いだとわかってきたんですね。

―― (・。・)ホウ

小倉 ですから「流れ」とか考えて打つんじゃなくて、ひたすら「確率(期待
   値)」を求めて打つべきですね。

―― それって自信あり?

小倉 自分の経験上、そうすれば確実に強くなれると断言します!

―― でも完璧な確率を出しながらは打てないよね?

小倉 確かに完璧に期待値を出せといわれても無理です。

―― だよね〜。

小倉 過去の経験に頼らないといけない場合も多いです。

―― (゚ー゚)(。_。)ウンウン

小倉 でも確率を追うという考えを念頭置くことが大切だと思います。

―― ほほ〜。

小倉 経験を繰り返して強くなっていくのだと思います。

―― それが信念だと?

小倉 そう「確率を制する者が麻雀を制する」と信じてますよ、ぼくは。

―― 圧倒的に確率主義だというお話でした。

小倉 というわけで、ではみなさん再見〜

―― 個人的には合理主義がすべて確率ではないと思うんですね。そこらへん
   を次回に聞かせてくれると期待しましょう。

(小倉孝:プロ協会C3リーグ)


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━━━(4)<金言劇場>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

麻雀の金言を毎月ひとつずつ紹介します。
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■今月の金言■

 麻雀はあらゆる室内遊戯の中、もっとも面白きものであろう。しかも、一見
複雑に見えて、非常に覚え易き遊戯である。一度上り方をきけば、直ちに競技
に加わることが出来る。その上り方も、簡単であって十才の幼児も三十分もか
かれば習得し得るに違いない。

 しかも習得しやすくして、その味の深刻なるにおいて安易に極めがたきもの
がある。その運不運の間に処して、自己の目的を貫徹し、難きを避け易きにつ
き小成するか、易きを避け難きを選び大業を成就するか、その出処進退まさに
実人生に処すると同様の妙味がある。しかもこの遊戯は老若相交じり、その楽
しみを共にし得る点において独特の妙味がある。もっとも家庭的なる遊戯であ
る。

 ことに、役牌を自摸して、二枚とし三枚とするの快味は、地中に宝石を探り
当てたるごとく、清一色を定牌したる刹那のごときは、愛人の手紙を手にした
る際のごとき動悸を感ずべし。この間の快味は、麻雀を知らざる者の永久に味
わい得ざるものである。

――菊池寛先生のお言葉――
『趣味の麻雀』(杉浦末郎著、昭和3年、大阪屋號書店)序文より
※旧字を新字に改めました。

■麻雀オタクの麻雀ゴタク■

 著者の杉浦末郎先生も麻雀人としては高名な方で、彼の本に菊池寛先生が書
いた序文が引用した文章です。この本はまず「麻雀はなぜ面白いか」から始ま
っているのですが、その内容に問題ありなのです。引用してみましょう。

 * * * * *

 花合せ、百人一首、トランプ、撞球(ビリヤード)、囲碁、将棋と室内の遊び
は沢山あるが、花合せは何となく下品な様な感じがするし、百人一首も詰まら
ぬし、撞球も割合に生気がなくて嫌である、碁は老人じみて何となく辛気臭い
という人は麻雀の遊びを始めるにしくはない、そして花合せや撞球の好きな人
であったら必ず麻雀狂となれること疑いなしである。

 * * * * *

 いかがでしょう。麻雀が面白いことは間違いないですけど、花合せ(花札の
こと?)は下品だし、百人一首はつまらないし、ビリヤードは生気がなく、
碁は老人じみていると、他の遊びを引きずり下ろすのはどうなのよといいたく
なってしまう文章です。

 そして、ただひとつ悪口を書かれていない将棋はどうなんだろうと、そんな
ことばかり気になってしまうのでありました。この遊びのなかにライブチャッ
トなんて入ってたら、どう書かれていたんでしょ?


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バブル絶頂期の89年、雀馬鹿への道をひた走った男によるナルシーエッセイ。
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■■第21話 悪夢のブクロ■■

 なぜだ……。重い雰囲気のまま続く半荘。ブクロでの麻雀に俺はペースをつ
かめずにいた。気がつけば南3局、最後の親番。持ち点は8800点。かろうじて
マンガン放銃は耐えられるという状況だった。特に大きい放銃をした記憶もな
く、なぜこんなに点棒が減ったのか、俺は理解できずにいた。

 東1局から振り返ってみた。たしか5局連続して放銃した。これは間違いな
い。その5回の最高点は2000点だった。そのあと1局休んで、また2000点を
打った。そのあとザンキューに放銃。トータルすでに7回放銃している。

 そんななか、くだらないジーギャグを聞いた。「おーっと、安めのサンキュ
ウーベリーマッチョ」と、定番すぎるネタを披露するオヤジ。俺の気持はまた
なえてしまった。完全にペースを崩されている。俺の苦手なダマテン地獄。
すっかり安い展開となり、地味な局が続く。

 ガチンコ好きで荒れ場を得意とする俺は、いかにして得意な展開に持ち込め
ばよいか、短い時間だが必死に考えた。「先手必勝」という言葉が浮んだ。
とっさに俺の体が反応した。手の中にあるアンコの北が一枚、目の前を通りす
ぎた瞬間、頭の中では当然しない行為だと考えていたが、俺は「カ〜ン」と口
走ってしまった。

 見事に新ドラ表示牌が西で北はもろノリした。だが、しかし黄金バットであ
る。役が見えないのだ。救いはまだ2巡目だということ。今からどんな手に仕
上げるか試行錯誤する。考えられるのは手の中にある「發」と「中」を重ねて
バックドロップか。それとも強引なホンイツ、またはチャンタか、定番の手役
トイトイか。とにかく今の段階では夢が広がる。

 と、考えていた瞬間に發が重なり役がひとつ見えた。さらに手の中の二万と
(8)ピンが重なりトイトイが濃厚となる。そんな矢先に、ドラ8ソーを使った
68のカンチャンタ―ツに7ソーを引き入れる。本来なら鬼ヅモと言いたいと
ころだが、トイトイを狙いたいときにはアリガタ迷惑である。

 さて、気持はすでにトイトイを選択しているだけに、このアリガタ迷惑メン
ツは早めに見切りたい。だがよくよく考えれば、バックドロップが決まれば
ドラ5でハネマンある。心が揺れた。

 先手必勝。攻めに転じた仕掛けをさらに続けるため、出たらポン、見たらポ
ンであっという間に3フーロの4頭ダテ。しかも發が頭で役無しのドラまたぎ
のフリテン69ソー待ち。ベストはドラを重ねてトイトイテンパイ。都合の良
い事ばかり考えた仕掛けに、他の3人も字牌を切りきれないようだった。

 ひとまず作戦成功か。連荘できると思ったその14巡目、若い兄さんが「リー
チ!」といった。続けてオヤジ二人も追っかけリーチ。俺は冷静を装っていた
が、今までダマテン麻雀だった連中だけに驚愕し、内心ではビビリマクリだっ
た。当然のように頭をすぎったのが「もう〜おわりーだね〜♪」のフレーズだ
った。俺はいまだブクロ麻雀を攻略する糸口をつかめずにいた。

(斉藤勝久:プロ協会Bリーグ)

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麻雀といえば新宿。援助交際といえば渋谷。テレクラといえば池袋。…かと思
っていたのですけど、池袋の雀荘がそんなに深かったとはw(゚o゚)wオオー!


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●○●○●「雀賢荘」からのお知らせ●○●○●○●○

■大会のお知らせ

<第4回ミニ大会 日程(予定)>
@2004年8月06日(金)〜 8月09日(月)
@雀賢荘大会サロンにて。

※チップ数は10チップとなります。


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発行   有限会社 アイ・エス・ジャパン
     毎月10日・25日発行
編集長  福地 誠
記事協力 日本プロ麻雀協会
編集   有限会社 アイ・エス・ジャパン
お問い合わせ jankenso@is-jpn.com 
雀賢荘HP  http://jankenso.is-jpn.com/
 
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