┏━┓ ┃雀┃□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ┗━┛ 月カン！雀賢荘−2005.9.25− ┏━┓┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━━━┓ ┃賢┃┃月┃カ┃ン┃！┃雀┃賢┃荘┃Vol.68┃ ┗━┛┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━━━┛ ┏━┓ ┃荘┃ □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ┗━┛ 【月カン！雀賢荘★ＩＮＤＥＸ】――――――――――――――― (1)中年雀士勝負録 (2)麻雀哲学論考 (3)雀賢荘に熱中症！ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ごあいさつ 食欲の秋、スポーツの秋。そして雀賢荘ではバージョンアップの秋ですね。 ってなわけで、９月後半号をお届けします♪ ━◇>凡 例<◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 麻雀牌の表記は以下の通りとしております ・マンズ---- 一〜九 ・ピンズ---- (1)〜(9) ・ソーズ---- １〜９ ・字牌 ---- 東南西北白発中 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ━━━(1)<中年雀士勝負録>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 最近ちょっぴりレートが上がっているハカセの勝負録！ 今回はいくらだ!? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ぶっとい新人バイト君■■ いつものようにＫ君から呼び出しがかかり竹書房の連中と麻雀した。レート は２ピン。 メンツの一人に新人バイト川中島君がいた。こいつがえらく太い！ 「点５なら６割くらいトップ取れますよ」 ありえねーだろってことをふてぶてしく言う。 こーゆーやつは口だけ君で あることが多いのだが、実際に何度か打ってみたところ本当に強い！ ちなみにＫ君と川中島君で６月にボーナス全額決戦しようという話になり、 そのときはＫ君が勝ったそーだ。その恨みからか、川中島君はＫ君に「今日こ そ鼻へし折りますから」と言っている。Ｋ君は「おめー、それ先輩に言う言葉 じゃねーだろ」と言いながら喜んでいる。 麻雀を始めてしばらくしてから川中島君から教えを受けた。 「福地さんはビール飲むからダメなんすよ」 そ、そうかな…。 ビールのお代わりをしばらくちゅうちょしてたら、１巡 まわしたリーチが一発ツモのハネマン！ 飲まないと冴えてくるのか？ てなわけで、この日は川中島君の教えを守り酒はやめてみた。 その甲斐あ ってか４回に１回くらいはトップを取った。 ラスト１回になったとき、Ｋ君と指し馬でもいくか〜という話になった。こ れまでの経過は川中島君のほぼ一人勝ち。Ｋ君はいっぱい負けている。 これまでＫ君とは協定を結んできた。最高でも指し馬は２万までにしよう。 オレたちはギャンブル依存症じゃないんだからさ！ しかし、ついにその禁を破ってしまう日が来たのだった。Ｋ君は最初１ビン といったのだが、１回しかしないのにそれってどーなのよというわけで、結局 ３ビンに！ うまくすれば６万の勝ち。下手したら６万の負け。東風戦１回で 上下最大12万の差だ！ このレートにオレもＫ君も鬼となった。もう赤なんて関係ない。相手リーチ には甘い牌などいっさい切らず完全ベタオリ。次局は序盤からさっさと鳴いて 千点キック。リー棒ゲット。 川中島君は「オレは福地さんの味方すから」と口だけは言ってくれるが、こ いつだって自分の金しか見てないのは当たり前。ギリギリの状況になればなる ほど、自力じゃなきゃ勝てないというのは、数多くのタイトル戦などを見てき たオレの信念だ。 東３局、親マンのテンパイが入った。Ｋ君もマンガンを３メンチャンで張っ てたらしい。そこに川中島君がリーチにきてＫ君から2000点をアガる。 オーラス、トップ目はオレで26800点、２着目はＫ君で26400点。わずか400点 の差だ。二人とも2000点を打ち込むと首が切れる。その微差の中で最大12万の 金が揺れ動いている。 オレは軽い配牌だったのに、不自由な方向に伸びてしまい、終盤になってよ うやくカンチャンの三色でテンパる。Ｋ君の手も不自由そう。 と、14巡目、Ｋ君の切った中に「よっしゃ〜！」と、川中島君がでっかい声 でアガった。7700点。これでＫ君の首が切れて６万ゲット！ 「オレは福地さんの味方すから」と、川中島君はまたもいう。 ボーナス決戦 でＫ君にやられた恨みが相当あるらしい。 終わってからチップまで集計してみたら、麻雀自体では5800円負けていた。 しかしビンタの６万が入ったから5万4200円勝ったことになる。 こうして、ふてぶてしい新人バイト君の導きのまま、かろうじてこの日はプ ラスした。勝ったというよりＫ君が負けたって気分だけど、金が入れば何でも いーか(￣w￣)プッ （福地誠 酔いどれライター） ********************************************************************** 川中島君はいつも「福地さんが一緒だったら俺は絶対に負けないっすよ」と言 ってるらしい。そうですか。そうですね。反論ございません(￣w￣)プッ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ━━━(2)<麻雀哲学論考>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 何事も不合理や整合性が気になってしまうＳＥが、麻雀を多面的に語る！ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■戦術はネーミング！■■ みなさんこんばんは。ヒロタシです。忙しくてフリーに行けず、休日は中国 麻雀ばっかり打ってるというのが近況であります。皆様いかがお過ごしですか。 いいリーチ打ってますか。 さて今回は麻雀の名前について。 初心者が麻雀を覚え、強くなりたいと思って戦術書を読もうという気になっ たとしても、だいたいの人が書店の麻雀の棚に並んだ戦術書の多さに面食らう のではないでしょうか。どれが自分に合っているのか、いったい何によって決 めたらいいのでしょう。 私はそれほど数多く読んでいる方ではないのですが、戦術書マニアの知人に 言わせると「同じことを書いてある本がいくつもある」そうです。確かに基本 的な戦術など決まったものでしょうし、オカルトと呼ばれる「その人オリジナ ルの戦術」もじつはみんな同じことを言っていたりします。プロ団体が建前上 でも一応は戦術を研究し合っている関係だとするなら、なぜ互いの著書の間で 引用し合ったり、参考文献として巻末に挙げたりしないのでしょうか。 これは戦術に名前がついていないことが原因だと思うのです。たとえば将棋 であれば、棒銀や穴熊と言った「名の売れた戦術」が確固として存在し、また 今でも新戦術が開発されるたびに「○○の桂馬」といったように名付けられる のです。これによっていちいち盤面における駒の配置を語る必要が省けるわけ ですが、なぜか麻雀となると「名前を持つ戦術」はおろか「名のある牌姿」す ら少ないのです。例えば多面張の形のうち頻出するものだけも名前がついてい たら、どれだけ認識が容易になるでしょう。 プロの方々がアマチュアに戦術を説くならば、まずはその戦術を覚えやすく するために名前を付けてあげることが大事なのではないでしょうか。 さて、では現在のところの名づけ上手、麻雀界のゴッドファーザーは誰なの でしょうか。意見の分かれるところでしょうが、僕はここでプロの方ではなく 漫画家の片山まさゆき氏を挙げたいと思います。氏は現在『近代麻雀』に連載 中の戦術指南漫画『打姫！オバカミーコ』内で、「完全イーシャンテン」「亜 リャンメン」など多くの戦術・牌姿を名前つきで登場させています。この名前 が全て片山氏によって考えられたものなのかは確認できませんが、さほどメジ ャーでない言葉を有名にしたというだけでも貢献度は高いと思われます。 というわけで、人間が言語を発明することで文化が発展したのであれば、わ れわれ麻雀打ちももっと言葉を発明するべきである、と思うわけです。 ヒロタシ（似非トーラス http://oak.zero.ad.jp/~zaf93998/） ********************************************************************** ぼくも数多くネーミングしてきましたけど、裏スジとかトイツ場みたいな定着 する名前はなかなかできません。ノーレート麻雀＝ノーマンとかどーすか？ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ━━━(3)<雀賢荘に熱中症！>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日本プロ麻雀協会プロによる雀賢荘の対戦レポート！ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■出たら「リーのみ」ツモり三暗刻■■ みなさんこんにちは〜。毎度おなじみ「雀賢荘に熱中症」でございます。 11日の衆議院総選挙、私も投票してきました。この歳になって初めて国会の 選挙に行ったのですが、意外とその気になれば面倒なものじゃないなという気 がしました。戦前は、行きたくても選挙権がなくて選挙に行けなかった人もい たわけですから、選挙権があることを感謝しなければならないですね。 さてさて、無事に選挙できた私ですが、17日の土曜日にTAISENさんからのご 依頼で「麻雀打っている所の写真がほしい」ということで写真撮影をしてきま した。えっ、売れっ子の女流雀士みたいにプロのカメラマンに撮ってもらった の？？ いえいえ、とんでもございません。 懇意にさせてもらっている雀荘のマネージャーさんに「麻雀打っているかっ こいいところを撮ってください」とお願いして、空き卓を借りて撮ってもらい ました〜。脇で打っていた協会の亜矢ちゃんがケラケラ笑っている中、闘牌し ているシリアスな私でしたよ〜。しかも写メールで（おいおい）。 でも、いい感じに撮れたんですよ。ちゃっかり、お店の名前まで背景に入れ て。ご覧になりたい方は、TAISENの公式ページに行ってみてくださいね。 ということで、写メで撮影会をしてしまうようなプロ雀士の９月17日の対局 記をお伝えします。明日18日はリーグ戦ということで、いい調整になったので しょうか？ 【１回戦】 彩女さん、SOHOさん、大仏くんとの一戦。 SOHOさんは翌日宮崎王位とセットで対局するということで、本日は雀賢荘で 調整とのこと。競った状況で迎えた南３局の親。積極的に仕掛けて、南ポンで 以下のテンパイ。 二三三(5)(5) ポン：南南南 暗槓：九九九九 ポン：發發發 ここはノータイムで、打三にしました。競った状況であったことと、一を引 けば降りる以外助からない場況を考慮しての一打です。結果は、薄い方を引い てのツモ和了。さて、この手の点数分かるかな？？ ちなみにこの半荘、南４局０本場１本場で、テンパイ料でSOHOさんにまくら れての２着終了でした。それにしても、切れない物品があまりにも多すぎでし た(泣)。ドラの中とか…。 【２回戦】 トモゾウさん、龍三さん、横浜駅西口さんとの一戦。 対子場、暗刻場が印象的な半荘でした。勝負となった南３局でトモゾウさん が四暗刻１シャンテン。私はツモり三暗刻のテンパイに。結果、私がトップ目 の横浜駅西口さんから1600を拾って追い詰めたものの、オーラスで横浜駅西口 さんが和了してのアガリ止めにて終了。またしても、２着で終わりました。ま あ、ツモり三暗刻のリーチは出たら「リーのみ」だからね（苦笑）。 と、以上２半荘がリーグ戦前夜の調整内容でした。お付き合いくださいまし た皆さんに心から感謝します。結果は協会ＨＰにて。 ではでは、今日はこの辺で〜。 （高島努 プロ協会Ｃ３リーグ） ********************************************************************** TAISENのＨＰを見に行ったら、これから毎週「何を切る」を出題するとか。裏 切り者！と呼ばれないよう、こっちもしっかりやってくださいね〜(≧∇≦) ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ●○●○●「雀賢荘」からのお知らせ●○●○●○●○ 【第２回青龍王決定戦を大会特設サロンにて開催中】 開催日程：9月16日（金）13：00 〜 9月26日(月）10：00 皆様、ふるってご参加ください。 =*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=**=*= 発行 有限会社 アイ・エス・ジャパン 毎月10日・25日発行 編集長 福地 誠 記事協力 日本プロ麻雀協会 編集 有限会社 アイ・エス・ジャパン お問い合わせ jankenso@is-jpn.com 雀賢荘ＨＰ http://jankenso.is-jpn.com/ ＜購読解除＞ カプライト：http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/2072.html melma!：http://www.melma.com/mag/46/m00039146/ RanSta：http://www.ransta.jp/backnumber_2694/ まぐまぐ：http://www.mag2.com/m/0000100584.htm Copyright(c) 2005 IS-Japan Inc. 無断転載を禁じます。 =*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=**=*=