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ハカセによる麻雀プロ診断 | |||
鑑定される人 | 飯田正人(最高位) | 鑑定する人 | 福地誠(ハカセ) |
今回の鑑定結果
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コメント 「プロは語ってナンボですから、テクニックを解説してくださいね」 |
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麻雀プロの頂点に君臨する――。そう言っても過言ではないのが飯田正人プロです。 過去に獲ったタイトルは通算して12個。なかでも、本場所と言える最高位戦(リーグ名)で、年間にただひとり頂点に輝く最高位(タイトル名)に就くこと、じつに7回。まさに空前絶後の大記録です。 そんな飯田プロですが、その強さとはどういったものなのか、イマイチ知られていません。というよりも、飯田プロの強さはわかりにくく、説明しにくいといった方が正確でしょう。 飯田プロは「大魔人」「白鯨」などの異名を持っています。プロレスのリングネームのようなものですが、こういった言葉もその強さの質を説明してくれるものではありません。 じつはこの対局の日に、飯田プロから言われました。 「最高位戦牌譜集に、オレのこと書いてもらったことがあるだろう。あれは当たってる気がするな」 以前、飯田プロを評して、「ピューマやジャッカルに変身できるネコ」と書いたことがあるのです。言いたかったこととしては、身軽で、慎重で、ある意味臆病だけれど、相手の隙を見つけた瞬間に、突如として俊敏に襲いかかる、ということでした。 飯田プロは体型もずんぐりむっくりで、麻雀でも豪腕というイメージがあります。つまり敏捷という言葉からほど遠いのです。 しかし、飯田プロの強さを理解するには、その反対の要素こそ重要になります。相手をよく観察して、危険と見るや遠巻きにし、チャンスと見るや大胆に襲いかかる、そんなネコ科的な能力が高いと思うのです。 この日、飯田プロはサインを求められて、「耐えて、忍んで、一気攻め!」と書いていました。飯田プロ本人も、そんな姿勢を基本に考えているのでしょう。 外見はのっそりしているけれども、卓内では観察力にすぐれており俊敏。しかし、そういったことを理屈で考えていない天然人。それが飯田プロなのだと思います。 第12回VIPサロンの挑戦者は、Mr.珍Jr.氏、メロンソーダ氏、わんわん氏の3名でした。Mr.珍Jr.(Mr.珍から改名?)氏は前回のVIPサロンの優勝者です。つまり初代朱雀王というわけですね。 相手の顔も見えず、雰囲気もわからないネット対戦で、観察をベースにした飯田麻雀は、強さを発揮できるのでしょうか。僭越ながら、鑑定させていただきましょう。 |
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