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業界の古館一郎を目指すハカセによる鑑定レポート
ハカセによる麻雀プロ診断 | |||
鑑定される人 | 横山明香プロ (日本プロ麻雀協会) |
鑑定する人 | 福地誠(ハカセ) |
今回の鑑定結果
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コメント 「しっかり節約してくださいね」 |
■節約麻雀を打つOLプロ 文/福地誠: ●著者紹介●『近代麻雀』誌にちっぽけな連載を5つほど持つ麻雀ライター。まさに誌面の埋め草だが、それはそれで立派な役回りだと開き直る強さがオヤジの証? 不況の影響かこのところ単行本は出ない。 |
■週末プロの生活は!? |
ついにお目見えしました。誰が呼んだか麻雀界のベスト清純派、横山明香プロの登場です。麻雀には真面目に取り組み、浮いた噂ひとつない横山さん。麻雀界の菊川玲ちゃんというところでしょうか。女性プロのなかでは息子の嫁にしたい部門の第1位に選ばれています……というのは嘘ですが、そんなこともありそうな人なのです。この日はこんな感じで始まりました。
横山 「こんにちはー」
ハカセ「麻雀プロはいつからでしたっけ?」
ハカセ「で、お仕事は何でしたっけ?」
ハカセ「最近、麻雀の調子はどうでしょう?」
ハカセ「どれどれ、これまで20回打ってトップ率が20%か。確かにあまり高くないかも」
ハカセ「趣味は?」
運営者「あの、セクハラはそれくらいにして、そろそろ対局を始めたいんですが…」
運営者「それでは卓を開きましょう」 こうして始まった対局は新鮮なものとなりました。短期戦で勝つためのひとつのモデルを示されたように思えたのです。さすがはネット麻雀で好成績を残しているだけあって、横山さんは自分なりのスタイルを築き上げていたのでした。短期戦でも、いや短期戦だからこそ、戦略の組み立てが重要になります。横山さんの打ち方は、いってしまうなら節約マダムモデルです。日々節約してお金をコツコツと貯め、チャンスが来たらそのお金を株に突っ込みます。チャンスの見極めには慎重で、目に見えるリスクは負いません。 その節約精神は、点棒に直結するときだけでなく、牌の効率にも発揮され、一打ごとにもっとも無駄のない打牌を選んでいきます。「あら、あっちのスーパーなら卵1パックが○○円だわ」ってな感じで打牌を選択し、「たまにはヨード卵にしようかしら」とか、「地鶏の卵もよさそうね」とか、よけいな夢は見ないのです。夢を見るのはメンゼンでテンパイしたときだけで、そんなときは「これからソニー株が上がりそうだわ」とか「光通信はチャンスかしら」といった感じでリスクを背負ってリーチをかけます。 独身女性雑誌では、恋愛、ファッション、芸能人が三大テーマですが、奥様雑誌を見てみると、節約、収納、料理が三大テーマとなっています。まだ若い横山さんですが、麻雀は節約マダム風なのでした。それでは、その節約麻雀を具体的に見ていきましょう。 |
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