678と789の三色が見えています。ここでどちらかを選択しなければなりません。三色にならずとも、ピンフドラ1のリーチになってもそれはそれでいいと思うのですが、そのためには
のどれを切るべきなのでしょう。場はマンズが安くなっています。
ここで初音さんが切ったのは
。678の三色&マンズのくっつきを選んだわけです。ぼくだったら、ここは
を切りたいと思います(マンズとソーズの優劣は微妙で、かならずしもマンズ残しが優位とは思いません、好き好きでしょう)。
ぼくが678三色より789三色を選びたい理由は、
を引いたときに端のほうが出やすいこと、そして
を引いてカンチャン待ちになっても三色ドラ1という立派な手牌になるからです。ですが結果はというと、初音さんが正解でした。
とツモ切りしたあと
を引いてリーチ。678三色目のあるテンパイになったのです。
といっても、この局にアガったのは、初音さんでもなければ、一番乗りリーチのトリノスさんでもありませんでした。親のちちびんたさんが2軒リーチの最中にダマテンのまま2600オールをツモ。1回戦のトップを守るため、かなり慎重に打っています。ちちびんたさんはこのアガリで一気に優勝へと近づきました。
東4局、初音さんは親番を迎えます。こんな手牌になったのは6巡目のこと。